思いのバトンを子どもたちに 長沼まつり実行委員会 長沼小で子どもたちに語る


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    祭りへの思いを伝える戸田委員長

 今年度で終了する長沼まつりの準備が徐々に始まっている。実行委員会は13日、伝統の金魚ねぶたを製作して参加する長沼小を訪れ、6年生13人に祭りの歴史を説明した。戸田修一委員長は「町を元気にしたい」とスタートした経緯やチャレンジすることの大切さなど伝え、思いのバトンが子どもたちに託された。
 長沼まつりは昭和60年、会津で作られた1基のねぶたが、旧長沼町内に託されたことから始まった。それまで町内の各地区でそれぞれ小規模な祭りを行っていたが、20代から30代の若者を中心に「みんなで集まり、もっと盛り上がることがしたい」という思いを持て余していた。そこに会津で作られたねぶたが、須賀川市内の町内会経由で若者たちの手に渡り、思いに火が灯された。
 準備期間のため第1回は11月の開催とし、子ども神輿や踊りの団体に協力を呼びかけたが、はじめは理解が得られなかった。しかし「子どもたちを喜ばせたい」「地域に活力を与えたい」「町から出ていった人たちも故郷に胸を張れるような祭りにしたい」と熱意を何度も伝え、19団体の協力で開催にこぎつけた。
 祭りに集まった約1000人の観客や、正しい掛け声も分からないまま振り絞った「わっしょい」の声、ねぶたに目を輝かせる子どもたちの姿は、若者たちに充実感と達成感、感動をもたらし、次年度以降も続けていくことを誓ったという。
 戸田委員長と佐藤幹夫事務局長は写真など見せながら祭りの歩みを振り返り、「仕事が終わった後に夜遅くまでねぶたを作って準備し、本当に大変でしたが非常に楽しい、充実した日々でした。皆さんも何度踏まれても、しぶとくあきらめない雑草のような気持ちを大事にしてください。社会人になってからも心に残るような祭りになるよう、一緒に盛り上げ、思い切り楽しみましょう」と呼びかけた。
 佐藤晃嘉さんは「長沼まつりが最後と聞いて悲しかったです。町を盛り上げたいと始めた人たちはすごいと思いました。みんなで楽しめる祭りになるよう、これから金魚ねぶた作りを頑張りたいです」と語った。
 最後の長沼まつりは9月14日、金町通りを会場に開催する。

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