阿武隈川遊水地群地内の利活用 住民・企業にアンケート 3市町村外からも回答可能


 福島河川国道事務所は鏡石町・矢吹町・玉川村に整備する阿武隈川上流遊水地群地内の利活用に向け、3市町村の住民及び須賀川市・天栄村を含む流域住民、さらに全国の企業を対象としたアンケート調査を実施し、地域振興につながる持続可能なあり方を探る。
 遊水地群の利活用をめぐっては、3市町村の首長や学識経験者、国・県職員などによる検討委員会を今年1月に立ち上げ、概ね1年で方向性を定めるため、地域住民の代表や教育関係者、関係機関などを交えた作業部会で検討を進めている。
 今回のアンケート調査で寄せられた意見は検討委員会、作業部会で取り上げ、より良い利活用を模索する。
 遊水地は激甚化する災害に対応する流域治水の方策として、国が進める阿武隈川緊急治水対策プロジェクトの中でも重要な位置を占める。この整備を含めた各種対策により、令和元年東日本台風のような大規模な被害の防止につながることが期待される。
 一方で遊水地に指定された場所には居住者や現地で農業などを営む人もおり、流域全体の被害防止のための負担が一方に押し付けられる状況を危惧する声も強く、流域全体で「我が事」として参画する重要性も検討委員会等で指摘されている。
 そのためアンケート調査も当該町村に限らず、流域全体に幅広く意見を募り、今後に活かしていきたい考えである。
 住民対象のアンケートでは普段利用する施設や地域に必要な施設、遊水地群地内でどんなことをしたいか、何があったら良いか、そのために必要な機能や施設、清掃活動などを行う場合に参加する意向はあるかなどを問う。
 企業対象では、事業分野・内容、事業実績、利活用の内容、実現に必要な条件、今回の事業への関心などの回答を求める。
 回答期限は7月22日まで。
 参考になる情報や回答フォームは福島河川国道事務所のホームページに掲載している(https://www.thr.mlit.go.jp/fukushima/antenna/juuminnikoutyousa.html)。

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