初の賞金を須賀川市に全額寄付 競輪の中村龍吉さん「9連勝で上を目指す」


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    賞金を寄付する中村さん

 須賀川三中出身の競輪選手中村龍吉さん(23)は5月にプロとして初めて挑んだ函館でのレースで得た賞金21万3567円を故郷の須賀川市に全額寄付した。25日に市役所を訪れ、橋本克也市長に浄財を渡した。
 中村さんは学法石川高、中央大で自転車競技に励み、全国優勝を果たすなど活躍してきた。卒業後は競技を長く続けていきたいと競輪選手養成所に入所、今年3月に卒業した。
 同郷の成田和也選手に弟子入し、市内を拠点に周辺道路や泉崎国際サイクルスタジアム、いわき競輪場などでトレーニングを重ねる。
 5月に函館競輪場と松山競輪場で行われたルーキーシリーズで同期とともにデビュー戦に挑み、2着2回、3着1回の成績を残した。
 高校生の頃から多くの大会で活躍し、橋本市長のもとに度々報告に訪れていた中村選手は、当初から初の賞金は市に寄付したいと考えていたという。
 公私とも知る橋本市長は中村さんのデビューを祝福し「須賀川のため、故郷に思いを寄せていただき、ありがとうございます」と感謝を伝えた。
 中村さんは7月1日から新潟県弥彦競輪場で行われるミッドナイトレース・ウィンチケット杯に挑む。ルーキシリーズと異なり、ベテランも交えての初のレースに気を引き締める。「ルーキーシリーズでは入着はできましたが、もっと行けたというのが正直な感覚です。もっと自分から仕掛けるレースをしたいです」と闘志を燃やす。
 また今後について「師匠の成田選手からのアドバイスもあり、心理戦や足の使い方などもっと勉強し、9連勝してさらに上のステージを目指したいです」と語った。また市民に対し「競輪に限らず、やりたいスポーツがあればどんどん挑戦してほしいです」とエールを送った。
 なお寄付金は活力ある地域づくりの推進(スポーツ振興等)に活用される。

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