田善の試行錯誤を読み解く 須賀川市立博物館 利用再開しスポット展スタート


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    田善の試行錯誤が伺える作品が並ぶスポット展

 くん蒸処理などで臨時休館していた須賀川市立博物館は10日から利用再開した。同時にスポット展示「田善の作品にみる腐食銅版画の技」「須賀川本町屋台のミニチュア」も開始し、郷土の魅力の再発見を促す。
 須賀川を代表する偉人の一人である亜欧堂田善(1748年―1822年、本名・永田善吉)は、白河藩主・松平定信に命じられ腐食銅版画技術を習得し、数々の作品を残した。
 遠近法や明暗法など西洋の画法を日本人として初めて完成させたとも言われているが、田善も初めからその域に達していた訳ではない。
 画法を我が物にしようと取り組む創意工夫が現れた「シハアタコ」などの作品や、その到達点といえる「大日本金龍山之図」等18点を並べて展示することで、作品ごとの工夫の違いや試行錯誤の跡が読み取れる展示となっている。
 また画法自体の解説パネルなどのほか、作品を細かく観るためのペンライトも用意した。
 制作を通じて田善を学ぶ「銅版画教室」を8月31日から2日間、牡丹会館多目的ホールで予定しており、合わせて楽しんでほしいと受講を呼びかける。
 対象は高校生以上で費用は2500円(材料費)。
 参加は市ホームページのかんたん申請(https://www.task-asp.net/cu/eg/lar072079.task?app=202400073)、または博物館(℡ 0248-75-3239 )で受け付けている。
 「須賀川本町屋台のミニチュア」は、日本大工学部の協力で50年ぶりに再建されたプロジェクトの概要や再建の様子などもパネルで展示している。
 このほか土器や石英、方解石など触ることができる資料の展示も開始した。
 夏休み中には子どもたちが楽しめるような企画も検討している。
 問い合わせは同館(℡ 0248-75-3239 )まで。

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