第21回平和のための戦争展・岩瀬須賀川は11日まで、tetteでんぜんホールで開かれ、来場者らは足を止めて見入り、戦争の悲惨さを改めて再認識していた。
同展実行委員会の主催。「歴史の真実を子どもたちに伝えよう~地域の戦争体験を子や孫に~」をテーマに、須賀川の空襲と戦争体験(聞き取り)、ヒロシマ・ナガサキ原爆被害、高校生が描いた原爆の絵、核兵器禁止条約、原爆と原発の考え、市民からの提供物などを展示しているほか、長崎県に投下された原爆ファットマンの原寸大を展示している。
また今年はビキニ被災から70年の年にあたり、日本のマグロ漁船がマーシャル諸島ビキニ環礁で米水爆実験に遭遇し被曝した悲劇をドキュメンタリー調に描いた新藤兼人監督の1959年公開の映画「第五福竜丸」を10日午後2時からtetteたいまつホールで上映する。入場無料。
15日の終戦記念日を前に、戦争と平和について考える機会にと、来場を呼びかけている。
展示時間は午前9時から午後7時(最終日は午後6時)まで。
問い合わせは草野芳明代表(℡090―5356―2132)まで。