須賀川特撮アーカイブセンターのすかがわ特撮塾3期生は17、18の両日、塾生オリジナル怪獣のアクタースーツを製作し、ほぼ全体像が完成した。3期生の怪獣は特撮塾初の鳥型で、翼と嵐をイメージして「フェザーロン」と命名した。
特撮塾は須賀川出身の特撮の神様、故円谷英二監督らが考案した特撮技術と世界に誇る創造の魂を継承する次世代の育成を目的に開講し、今年度も市内在住の中高生11人が参加している。
現代特撮の最前線で活躍する、田口清隆監督(ウルトラマンブレーザーなど)を塾長、映像コーディネーターの島崎淳さんらが講師を務める。
オリジナル怪獣は塾生が考案した絵コンテをもとに完成させた。
アクタースーツの製作は、ながぬまラボで特撮パートを撮影し、現在全国ロードショー中の映画「カミノフデ~怪獣たちのいる島」でプロデューサー兼特撮監督を務めた佐藤大介さんを昨年に続き怪獣造形ゲスト講師として迎えた。講師陣と特撮塾1期・2期卒業生らで構成する特撮クラブメンバー7人のサポートを受けながら、ケガに注意して作業に取り組んだ。
くちばしや羽部分などの再現に苦心し、最終的なカラーリングはサポートスタッフらの助力で完成した。
9月以降は「フェザーロン」を使った特撮映像作品を収録し、残り8回の活動で映像編集まで実施、来年3月頃の公開を予定している。
1期生の「ヨロイガー」、2期生の「エスターガ」に続く3体目のオリジナル怪獣登場に、今後は2体との共演や新作収録に期待が高まる。