全国大会の成果を市長報告 須二、西袋、石背柔道の各選手


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    全国大会出場を報告した選手たち

 全日本中学校選手権大会の各競技に出場した選手らは23日、市役所で大寺正晃市長に大会の感想やこれからの思いなどを報告した。
 出場選手のうち陸上競技男子1500㍍で決勝に進出し、自己ベストの4分2秒08で8位入賞した山寺慧太さん(須賀川二中3年)は「全国は県・東北大会とレベルが違い、ペース配分などが難しかったですが、プレッシャーに負けることなく、周りを見ながらスパートのタイミングなど考え、持ち味を生かしたレースができました。これから駅伝シーズンに入るので、ふくしま駅伝や都道府県対抗駅伝の選手に選ばれるよう頑張り、良い走りがしたいです」と力強く語った。
 ソフトテニス競技では西袋中が女子団体でベスト16、同個人で大武姫菜さん・夢菜さん姉妹(2年)が善戦した。報告者の鈴木愛理さんと横田莉胡さん(3年)は「(敗退した2回戦は)とても惜しい試合で、悔しい思いもありましたが良い経験をさせていただきました。1・2年生は来年につなげて、全国上位を目指してほしいです。大会に出場できたこれまでの支えに感謝しています」と述べた。
 柔道競技の女子個人70㌔超級でベスト16まで勝ち上がった熊谷美幸さん(大東中3年、石背柔道スポ少)は「上には上がいると実感しましたが、目標にしていた1勝をつかめて良かったです」と笑顔をみせた。
 前日まで大会だった競技もあり、感情が昂ぶり涙を見せる選手もいて、全国大会の熱とこれまでの強い思いをそのままに堂々と報告していた。
 大寺市長は「全国出場の偉業は、目標を見失わず努力し続けた成果です。顧問の先生や仲間たち、家族への感謝を忘れず、この経験を生かして精進してください」とたたえた。