須賀川市内の中学生をメインターゲットとしたシティプロモーション冊子第3弾「夢をつなぐノート~すかがわの人と伝統行事」の制作に関わった市内中学生9人はこのほど市役所に集まり、伝統の担い手たちから聴いた思いや感想を振り返った。
同冊子は「地域への愛着を持ちながら住み続けること」などを目的に発行・配布している。第1弾と第2弾は市内の仕事と働く人々を紹介する「夢をかなえるノート」だったが、今回はテーマを変えた。
生徒たちは松明あかしや釈迦堂川花火大会、きうり天王と秋祭り、牡丹焚火、いわせ悠久まつり、古寺山自奉楽、円谷幸吉メモリアルマラソン、Rojima等について、制作を担当する郡山市のa・ru・ku出版とともに関係者から苦労していることややりがいなどの話を聴いた。
振り返りでは、これまで見えなかった担い手たちの努力や思いを知ったことで「もっとちゃんと見ようと思った」「これからは感謝の気持ちを持って行事に参加したい」などの感想をそれぞれ述べた。
また伝統を引き継ぐ大変さや、多くの人の協力で成り立っていることなど、自分たちが見聞きしたことを共有したことで、自身が取材に参加したもの以外の行事にも関心を広げる姿も見られた。
冊子は7000部制作し、来年度に市内小学5・6年生や中学・義務教育学校、高校に配布する予定。