夏を彩る釈迦堂川花火大会 来場者に感動と元気与える 8000発の天空ショー


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    夜空を彩る須賀川の花火
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    元気いっぱいにカウントダウンする子どもたち
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    道路を埋め尽くす観覧者たち

 第43回須賀川市釈迦堂川花火大会は24日、全国の花火師による競演や音楽に合わせた光のショーを繰り広げ、約10万人の来場者に感動や元気を与えた。
 今年は市制施行70周年記念事業として実施し、市内中高生による合唱や様々な曲に合わせた音楽創作花火、ウルトラマンの曲に合わせた姉妹都市スターマイン、尺玉の連発など14のテーマを掲げたプログラムや、地元の糸井火工をはじめ全国の花火師による「日本の花火」など約8000発を打ち上げた。プログラムの中には昨年度に実施したワークショップで子どもたちが考えた絵柄を生かした花火もあった。
 また同僚や大切な人、地域などに対するメッセージを添えた15発のメモリアル花火も行った。
 県内最大級の花火大会を間近で見ようと市外からも多くの人が足を運び、有料観覧席が当日券も含めて完売したほか、通行止めにした道路ではシートを広げる人などで埋め尽くされていた。
 開幕前に実行委員長の大寺正晃市長は「県内を代表する夏の風物詩である本大会も多くの人に支えられ43回を迎えられた。夏を彩る天空ショーを楽しんでほしい」とあいさつし、新栄町こども育成会の小学生約20人とカウントダウンを響かせた。
 全プログラムが終了すると、テーブル席の観客たちは花火師たちに感謝と感動を伝えるように大きく手を振り、大行列を作りながら満足気な表情で家路についた。

約1200人がゴミ拾い 花火大会翌日の早朝に

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    会場周辺のゴミを拾う中学生

 須賀川市民ボランティアや協力団体、市職員など約1200人は25日早朝、スポーツ広場やケーズデンキ駐車場に集まり、花火の燃えカスや来場者がポイ捨てしたゴミを拾い、会場周辺の美化作業に汗を流した。
参加者はスポーツ少年団や地元中学生、町内会などの子どもたち、市建設業者協議会、ボランティア団体など幅広い年代の人が集まり、ゴミ袋などを手に注意深く地面を見ながらタバコの吸い殻や飲食物の容器など拾い集めた。
ボランティア作業により会場周辺は開催前と同様のきれいな環境を取り戻していた。