来月8日から始まる大相撲秋場所(両国国技館)の番付が発表され、先場所に十両優勝した須賀川市仁井田出身の白熊関(25)=本名高橋優太、二所ノ関部屋=は前頭16枚目で新入幕を果たした。
先場所は初日こそ落としたものの、2日目から連勝続きで優勝争いに加わり、千秋楽に時疾風を下して初の十両優勝を手にした。
白熊関は2年前の初土俵以来勝ち越しを続け、歴代7位のスピード出世で昨年に十両入りした。ケガのため3月と5月は2場所連続で負け越ししたが、7月場所はテーピングも外れ、万全の状態で実力を遺憾なく発揮した。
地元でも相撲ファンを中心に出身力士の活躍に湧いており、市では近く祝福の懸垂幕を市役所とtetteに掲示する予定。
須賀川後援会では31日にグランシア須賀川で開く「十両優勝祝賀会・化粧まわし贈呈式」に二所ノ関親方と白熊関を迎え、新入幕をお祝いし、さらなる飛躍にエールを送る。
新入幕に対し大寺正晃市長は「先場所は四股名さながらの活躍で十両優勝し、市民に勇気と感動を与えていただいた。幕内で臨む9月場所は日々の厳しい稽古で培った力を発揮し、ますます活躍してほしい。市民一丸となって応援していきたい」と喜びのコメントを寄せた。