長沼中ねぷた完成間近 長沼まつり 力強く伊達政宗描く


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    完成に向けて色付けする生徒たち

 長沼中3年生28人が「長沼まつりFINAL」に向けて製作しているねぷたが完成間近となっている。9月4日午後から描き上げた武者絵などを骨組みに貼り付ける最終工程に入る。
 同校は毎年、ふるさとの秋を盛り上げる長沼まつりに合わせて総合学習の時間を使い、ねぷたを製作し出演してきた。
 5月の連休明けから準備を始め、夏休みも時間を合わせて学校に集まり、本格的な色付けや書き割り、ロウ付けなど正面のメーンとなる武者絵、美しい女性を描く女絵などを仕上げた。
 武者絵などのデザインを担当した髙久彩美さんは、昨年秋の学習旅行で訪れた仙台市の伊達政宗像をモチーフに、「力強く馬にまたがる政宗像に感動して、このデザインを描きました。本場弘前のねぷた絵を参考にしながら配色などを工夫しました」と説明し、肩絵には3年生の学年スローガン「勇猛果敢」の四字熟語を入れる。
 本番に向けて「40年の伝統に感謝し、その思いも込めて最高の夜にしたいとみんな張り切っています」と意気込みを語った。
 9月4日は毎年製作指導にあたっている奥川洋二さんがサポートし、高さ約5㍍、横幅3㍍強のねぷたを完成させる。