薬とサプリの飲み合わせに注意を 健康食品の正しい知識を共有


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    健康食品の正しい知識を深める参加者たち

 県中保健福祉事務所と県中食品衛生協会の「食に関するリスクコミュニケーション」は28日、同所で開かれ、サプリなど健康食品の安全性について意見交換した。
 紅麹を含む「健康食品」で腎障害など健康被害が多数報告される中、健康食品への不安に対応するためリスクコミュニケーションによる相互理解が重要なことから、食品衛生月間事業として地域の食の安心・安全に関する理解促進のため初めて開かれた。
 須賀川市食生活改善推進員や郡山女子大の学生、薬剤・薬局関係者など約20人が参加した。
 県中保健福祉事務所の職員が健康食品に関する制度や安全性確保に向けた取り組み、健康食品と医薬品の違い、賞味期限と消費期限の違いなどについて説明した。
 また参加者からの質問をもとに「薬とサプリなどの健康食品は飲み合わせによってリスクがある」「どんな健康食品を使用しているか医師に伝えることで、飲み合わせの危険性を回避できるため、必ず伝える」「健康食品の過剰摂取も健康被害につながるので、体調が悪ければまずは医療機関を受診する」などをアドバイスした。
 食生活改善推進員など市民への啓発の機会が多い参加者が正しい知識を深めたことで、地域全体の理解促進が期待される。

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