鏡石町と県立医大との高齢者のための体力測定会は31日と1日、町健康福祉センターほがらかんで開かれ、町内の高齢者ら143人が参加して測定結果から各自の元気度を自己調査した。
県立医大は福島市など県内数カ所で健康測定会を実施しており、 当日は県立医大の精密測定機器を使って、定期的な測定結果を把握して健康長寿を目指している。
健康に過ごすため必要な生活機能に関る体力測定をし、脳の元気度や血管年齢、口腔・呼吸機能、交通安全ドライブシミュレーターなど9種類の身体機能を測定した。
把握力調整能力測定や口腔・呼吸機能測定、交通安全ドライブシミュレーター体験は普段の健診ではなかなか行えないもので、参加者たちも矢吹省司教授や学生たちのアドバイスを受けながら各自の現状把握に努めていた。
町との連携は5年程度継続する予定で、毎年の結果を参加者らと共有、年齢を重ねることでの機能低下などを数値化し、健康づくりをサポートしていく。測定結果は保健科学部理学療法学科の学生らがレポートなどにも活用する。