須賀川ならではのインバウンド体験型観光構築 地域資源活かす仕組みづくり 会議所で推進協議会設置


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    新しい受け入れ態勢構築を目指し協議会

 須賀川商工会議所はインバウンド体験型観光推進協議会を6日に設置し、市内で体験・経験型の観光プランを提供している関係7団体の会合が商工会館で開かれ、台湾をはじめとしたインバウンド向けの体験型旅行プラン考案とPRに向けて意見交換した。
 福島空港と台湾を結ぶ定期チャーター便就航に伴い、インバウンド観光客の受け入れ態勢構築を目指す。旅行スタイルが単なる観光から「体験・経験」を目的とするスタイルへとトレンドが移行していることから、須賀川ならではの地域に根ざした体験型観光の企画・導入を目的に協議会を設置した。
 事務局の同商工会議所をはじめ、こぷろ須賀川、平半染工、久保木畳店、須賀川絵のぼり吉野屋、市、合同会社ふっくらで初期メンバーを構成し、必要に応じて構成員を追加していく。
 具体的にオンライントラベルエージェント(OTA)などを活用した情報発信や体験提供・運営などを検討し、10月の第2回会議を経て、来年1月頃までの仕組みづくり、商品造成、チラシ作成などを目指し、年度末の台湾視察会でのPRを図る計画となっている。
 佐久間貴士同会議所専務理事がインバウンド受け入れ態勢整備のため飲食店・店舗のキャッシュレス化やグーグルマップの活用などを促進するセミナー開催などの取り組みを紹介し、「時代の流れなどを踏まえ、本協議会を設置したところであり、主に台湾からの個人旅行や小グループの家族旅行などをターゲットに、須賀川ならではの文化や地域資源などを活用したインバウンドに向けた仕組みづくりや態勢づくりを進めてまいります」とあいさつし、整備が間に合えば年度末予定の台湾視察会でPRしたいと協力を求めた。
 今後は同推進協議会を(仮称)須賀川市エクスペリエンスPJに移行し、ゲストのニーズと市の地域資産をかけ合わせた企画構築を目指していく。

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