松明あかしの開催に向け、参加団体による準備が徐々にスタートしている。このうち稲田学園9年生は8日、松明づくり協力会や日本工営、保護者らの協力を得て、約100人がかりで茅(かや)刈りを行った。
校舎前に集合した参加者に対し有馬秀明会長が「今日が皆さんにとって、松明づくりのはじめの一歩となります。十分にかみ締めて作業してください」とあいさつし、茅刈りの作業現場である岩渕日照田に移動した。
協力会のメンバーらが草刈り機で茅を次々となぎ倒し、生徒たちはそれらを束にして縄でくくり、乾きやすいように立てた状態でまとめていった。
生徒たちは大人のアドバイスに素直にうなずきながら、お互いに協力し合って松明づくりのための材料を整えていった。
今後、有馬会長を改めて講師に招き、松明あかしの歴史や作り方の概要などを教わり、竹切り、竹運び、骨組み作りやカヤ詰めなど作業を進めて完成させる。
なお参加団体は今月20日まで受け付けているが、学校関係は昨年と同じく9校となる見込み。
本松明以外にも小松明行列、かがり火設置団体も20日まで募集している。
参加賞は小松明行列が1個あたり200円、かがり火は1団体あたり5基まで5000円。
また松明あかしの象徴的存在である「大松明」の担ぎ手も募集する。高校生以上の健康な男性であれば、誰でも参加できる。重さが約3㌧あり、五老山までの運搬には150人程度の担ぎ手が必要とされる。
問い合わせは市観光交流課内の事務局(℡ 0248-88-9144 )まで。