40年の歴史に幕を下ろす 9月14日最後の「長沼まつり」 ねぶた・ねぷた本番を待つ


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    最終段階の組み立てをする長沼ねぶた

 今年で40年の歴史に幕を下ろす第38回長沼まつりは14日、金町通りで開かれる。午後4時半からフラダンスやよさこいなど第1部、6時から旧農協長沼支店駐車場で出陣式を行い、踊り流しや子どもみこし、ねぶた・ねぷた巡行を予定している。
 昭和60年に長沼のまちおこしと新しい“遊び”づくりを目的に、磯浩徳初代実行委員長ら20代の若者たちが立ち上げた。翌年の第2回からは本場青森で学んだ技術を総結集して自作ねぶた・ねぷたが中心部を練り歩く現在のスタイルに近い祭りが始まり、毎年9月第2土曜日夜に開いてきた。
 コロナ禍により3年連続で見送るなどしてきたが、最盛期には24基のねぶた・ねぷたが集結する一大イベントへ成長した。
 40年の最後を飾る今年は「長沼まつりFINAL」と銘打ち、ねぶた・ねぷたの部8団体(昨年比2団体復活)、よさこいの部1団体、子どもみこしの部2団体(1団体復活)、踊り流しの部3団体、フラダンスの部とJポップダンス各1団体の計16団体が出演する。
 第1部(午後4時~5時半)はよさこいやフラダンスなど、第2部(6時~9時半)は出陣式、踊り流し、子どもみこし、よさこい、ねぶた・ねぷたが出演する。
 ゲストに奥州須賀川松明太鼓保存会を迎えるほか、イベントを通して交流を深めた本場青森のハネト衆やお囃子衆も出演する予定。ねぶた・ねぷたのスタートは7時頃が見込まれる。
 まつり主役のねぶた・ねぷたは各団体の製作が終了し、本番を待つだけとなる。
 出演予定団体は次の通り。
 ▽ねぶた・ねぷたの部=長沼小、長沼東小、長沼中、須賀川創英館高、私たちのねぶた愛好会、矢田野ねぶた愛好会、小中ねぷた会、金上ねぷた狂▽よさこいの部=百花繚乱▽子どもみこしの部=上木之崎子供みこし、堀込子供育成会▽踊り流しの部=華乃会、花柳流華純会、長沼やまゆり会▽フラダンスの部=プアリリア▽Jポップダンスの部=JOYダンスクラブ