神炊館神社秋季祭典と須賀川秋祭りは14、15の両日、神社とまちなか目抜き通りなどでにぎやかに行われた。15日は午後から雨のまつりとなったが、本神輿還御には各町内会から多くの担ぎ手が集結し、勇壮なかけ声が響き渡った。
14日は本殿で秋季祭典を催し、大寺正晃市長や佐藤暸二市議会議長、各町内会祭事委員らが出席した。禰宜らによる特殊神事「お鉾廻り」も行われ、平穏鎮守などを祈願してお鉾が境内を1周した。
夕方の笠揃いには参加15団体の大人神輿が集結し、諏訪太鼓お囃子隊の太鼓演奏に見送られながら各団体が夜の目抜き通りへと出発していった。
15日は朝早くに本神輿が諏訪町を起点に28町内の旗場を巡り、各町内の出迎えを受け催しを盛り上げた。
秋祭りはサークルシュワッちの協力でtetteでウルトラマンショーと撮影会を開き、子どもたちから大好評を集めた。
目抜き通りに多くの出店が並ぶ中、5基の子ども神輿が巡行し、元気いっぱいの「わっしょい、わっしょい」のかけ声が飛び交った。
八幡町町内会は今年も自作の巨大獅子舞が神輿と一緒に登場し、見物客らの健康などを願って噛みつくなどした。あまりの迫力に驚いて泣き出す子どもたちの姿も見られた。
午後からは一時強烈な雨が降り出し、ふわふわ遊具などの中止もあったが、夕方の本神輿還御は南町の東北電力須賀川お客様センター前を出発し、各町内から集まった担ぎ手らが先導役のエールに合わせて「わっしょ、わっしょ」と気持ちを一つにして神社を目指した。
沿道には小雨交じりのあいにくの天候にもかかわらず多くの家族連れらが見学に訪れ、担ぎ手らの雄姿に拍手や声援を送って祭りを盛り上げていた。