「秋の全国交通安全運動」は21日から30日まで10日間、全国で実施される。須賀川地区交通3団体と須賀川署は運動に先立ち、交通安全ふくしま5つ星フクレンジャーの顔出しパネルを完成させ、17日にお披露目した。20日午後3時からブルースタジアムで出動式、メガステージ須賀川で街頭キャンペーンを予定しており、同パネルを活用しながら住民の交通安全意識高揚を図る。
同運動は広く国民に交通安全思想の普及・浸透を図り、交通ルールの遵守と正しい交通マナーの実践を習慣付けるとともに、国民自身による道路交通環境の改善に向けた取り組みを推進することにより、交通事故防止の徹底を図ることが目的。
今年は「反射材 光って気づいて 事故防止」をスローガンに、①反射材用品等の着用推進や安全な横断方法の実践等による歩行者の交通事故防止②夕暮れ時以降の早めのライト点灯やハイビームの活用推進と飲酒運転等の根絶③自転車・特定小型原動機付自転車利用時のヘルメット着用と交通ルール遵守の徹底―3点の重点を中心に取り組む。
出動式には須賀川署広報大使の熊谷七海福島テレビアナウンサーも参加し、交通事故関係者の手記集「癒やされぬ輪禍」の抜粋を朗読する。
街頭活動で活用する顔出しパネル(高さ約120㌢・幅約110㌢)はフクシニアやフクチカットなど5体が勢揃いし、記念撮影などで記録に残しながら事故防止に向けた意識を高める。
ホテルサンルート須賀川で開かれた重大交通事故防止対策会議でお披露目され、製作を担った神田産業の神田雅彦社長(交通安全管理須賀川事業主会副会長)は「パネルを活かして子どもたちから交通安全を発信してもらえれば」と述べた。
また席上で大木正弘交通安全協会長、川上敦署長、大寺正晃市交通対策協議会長があいさつし、管内で特に車対人、車対バイクの事故が増加しているなど情勢を踏まえ、薄暮時間が早まるこれからの時期に事故を防ぐため、油断せず継続して交通事故防止に取り組むことなどを呼びかけた。
なお同パネルは須賀川署1階に設置するほか、今後、要請があれば学校や幼稚園、各種行事などに無償で貸し出す。
問い合わせは交通安全協会(℡ 0248-76-2517 )まで。