須賀川市の楽しく学べる体験型イベント「すかがわ防災フェア」は29日午前9時から、市役所で行われ、関係機関・団体が設ける29ブースにより、消防の放水や防災VR、防災食の試食、土石流模型の実験など、楽しみながら防災に理解を深め、日頃の備えなどを考える機会を提供する。
防災フェアは「見る・体験する・学ぶ」をテーマに昨年初めて実施した。これまで消防団など防災関係者を中心に行っていた防災訓練を、子どもから高齢者まで幅広い年代を対象とした参加型のイベントにしたことで、防災を我が事として考え、日常の防災行動を促す。
今年の新たな出展として、福島河川国道事務所が土石流模型の展示と、実際に水を流して砂防堰堤の効果を確かめる実験を午前9時から30分間隔で実施する。
また県消防防災航空隊が正午頃に防災ヘリを飛行させるほか、東北電力ネットワーク須賀川電力センターの高圧電源車等展示、ウルトラFMの生放送、サーチドッグふくしまの災害救助犬ふれあいコーナー、あいおいニッセイ同和損保の電気自動車給電体験、大塚ウエルネスベンディングの緊急時開放備蓄型自販機展示など加わった。
各ブースでスタンプを集めると参加賞をもらえる企画もある。
当日は午前8時40分頃に緊急速報(エリア)メールの配信訓練も行う。市内エリアの携帯電話に音の鳴る通知が届くため、不都合の場合はあらかじめ電源を切っておくよう注意を呼びかける。
また28、29の両日は市役所駐車場の一部が使用できないが、イベントで使用しない西側と地下駐車場は通常通り停めることができる。
問い合わせは市市民安全課(℡ 0248-88-9128 )まで。
そのほかのブースは次の通り予定している。
▽市消防団=机上訓練、放水訓練、水消火器等
▽消防本部・須賀川消防署=起震車、はしご車展示等
▽須賀川署=パトカー・白バイ展示等
▽陸上自衛隊郡山駐屯地=車両・災害時装備展示等
▽自衛隊福島地方協力本部郡山地域事務所=自衛隊広報活動等
▽県危機管理課=防災VR体験、マイ避難ノート等
▽公立岩瀬病院=救急車・DMAT資機材等展示
▽市赤十字奉仕団=防災食の紹介・試食
▽市の防災を考える会=防災講話、普通救命講習
▽市社協=防災グッズの手作り体験等
▽NTT東日本福島支店=災害用伝言ダイヤル171体験
▽ホシノ郡山支店・福島ミドリ安全・福味商事=防災グッズ展示
▽コンビボックス=備蓄用飲用水紹介
▽神田産業=パネル組み立てER、災害用簡易段ボールベッド展示
▽情報コネクト=無線等防犯セキュリティ機器展示
▽すかがわドローン倶楽部=ドローン展示