地域共生社会の実現へ第4次福祉活動計画を策定 須賀川市社会福祉協議会


  • 画像
    委嘱状を受ける委員たち

 須賀川市社会福祉協議会の第4次地域福祉活動計画策定委員会は24日、市役所大会議室で開かれた。同計画は来年度から6年間の地域福祉活動の方向を定めるもので、現計画の評価を踏まえながら、地域包括ケアシステムをより深化させた「地域共生社会」の実現に向け計画内容の検討を進める。
 地域福祉活動計画は市社会福祉協議会が地域福祉活動を推進するため、市民がどのような活動をすべきかを示した具体的な内容の計画で、令和2年3月に策定した第3次計画が今年度で期間を終了することから第4次計画を新たに策定する。
 現計画は「地域での支え合いを育み、誰もが安心感と生きがいをもって暮らし続けることができるまち すかがわ」を基本理念に、「共に生きる社会づくり」「暮らしを支えるしくみづくり」などに取り組んできた。
 次期計画は今年度にスタートした市の第4次地域福祉計画を上位計画として、市の地域福祉をどのように進めるべきかを踏まえて策定にあたる。
 策定にあたっては第4次地域福祉計画のアンケート調査結果や現状、課題分析を手がかりに、社協職員で構成するプロジェクトチームが作る案を叩き台に、全3回の策定委員会で意見を出し合い、さらに案に反映させていき、来年3月に計画を決定する。
 石井正廣会長は「福祉分野ではヤングケアラーや8050問題、老老介護、貧富の格差、独居老人の増加など多くの課題に取り組まねばならない大変な時期となっており、これらに対応できる新しい仕組みが求められていると考える。計画策定に向け長年の経験と知識をもとに建設的な意見をお願いしたい」とあいさつした。
 委員長に和田秀子社会福祉協議会副会長、副委員長に時田昭彦民生児童委員協議会長を選任し、策定にあたっての考え方やスケジュール、骨子案などを確認した上で意見を出し合った。
 委員は次の通り。
 ▽委員長=和田秀子(市社協副会長)▽副委員長=時田昭彦(民生児童委員協議会長)▽委員=佐藤富二(町内会長会会長)大野篤(老人クラブ連合会長)須田俊弥(夢みなみ農業協同組合理事)塩田邦平(市身体障害者福祉会長)小針一美(三愛福祉会代表)林美枝子(ボランティア連絡協議会長)松井香保利(市社協理事)三浦浩美(市社会福祉課長)古川一夫(市長寿福祉課長)熊田保(市教委こども課長)