須賀川市教育委員会教育長の任期が今月末で満了することに伴い、9月議会で新教育長の任命同意を追加議案で提出し、永瀬功一氏(62)=須賀川市並木町=の任命が承認された。
任期は10月1日から3年間となる。
永瀬氏は昭和53年3月に仙台大体育学部を卒業、小中学校教員として教鞭をとり、会津自然の家所長、須賀川三中校長、須賀川一小校長など歴任、退職後はふくしま科学振興協会の事務局長を経て、現在同常務理事を兼任している。「須賀川に生まれ育ち、教員生活の大部分を須賀川で過ごした私にとって、光栄であるとともに身の引き締まる思いです。職責の重要性を十分に認識し、微力ながら教育の一層の充実と振興に最善の努力をしたい」とあいさつした。
大寺正晃市長は新教育長について「豊富な経験を持ち、適任として提案した」と説明した。また森合義衛教育長の2期6年間にわたる功績として、協働的な須賀川市ならではの学びの実践や、全小中学校での4人組またはペアの学びなどで、一人も取り残さない教育の充実に尽力してきたと紹介した。また英検の公費負担や教育支援センターの設置なども触れたうえで感謝を伝えた。