須賀川市の今年度創業者表彰受賞者は27日、市役所で開かれた定例記者会見で発表され、最優秀賞に情報整備局(斎藤浩平代表取締役)=滑川東町=、優秀賞にプラウ・コーヒー・ロースター(島裕康代表)=和田道=、ケアシスト(岡部和弘代表取締役)=深渡戸上=が選ばれた。
優れた創業者を表彰することで創業意欲の向上と市内創業を促進し、市の産業振興を図ることを目的に令和3年から実施している。
斎藤代表は消防団員としての自身の経験を活かして消防団支援アプリケーション「S.A.F.E.(セーフ)」を開発し、災害発生時の情報共有を効率化し、迅速な対応につなげている。平成30年から市消防団が導入し、県内外の自治体に広がっている。
島代表は「生豆を洗って焙煎する方法」により、高品質なスペシャルティコーヒーを提供している。コーヒー豆の販売や手詰めのドリップバッグ、水出しコーヒーバッグも販売するほか、オンラインやインバウンド需要にも取り組む。
岡部代表は介護用品事業で県内初となる「歩行解析AI」を導入し、新たな切り口の歩行支援関係商品を提案している。休祝日の急なトラブルにも対応し、顧客に寄り添う「しなやかさ」をテーマにサービスを提供する。
表彰式は10月7日午後3時半から、市役所で行われる。