須賀川市の仁井田神社秋季例大祭は4日に前夜祭、5日に御神興渡御、6日に5年ぶりに奉納相撲が行われ、多くの住民らでにぎわった。
同神社の秋季例大祭は1日に行われてきたがコロナ禍のため中止、今回は地域各団体の協力を得て実行委員会を立ち上げ、地域協働の伝統ある例大祭とし、時代に合った形を創り伝統文化の奉納相撲を継承することなどを氏子総会で決めた。
5日の御神興渡御幡場巡回路は16幡場を神輿が巡回し、消防屯所前で育成会PTAのちびっこ祭り広場が開かれ、くじ引きコーナーやキッチンカーが出店するなど、大にぎわいだった。
6日の奉納相撲は神社境内本殿前の相撲土俵で、まず行司を務める小橋幹雄祭礼実行委員長らが土俵中央に米、塩、スルメ、昆布などを6品を納めて清め式を行った。小学生や大人約10人がエントリーし、地元出身の第二の白熊関を目指し取り組み、声援の中力を振り絞り会場を沸かせていた。
また豚汁、焼きそば、フランクフルトなどが来場者に振る舞われた。