須賀川市の松明あかしの開催まで1週間を切り、会場である翠ケ丘公園五老山山頂に本松明が設置され、4日には奥州須賀川松明太鼓保存会が練習のため勇ましい太鼓のリズムを響かせた。園内を散歩する市民らも思わず足を止め、9日の本番へ期待を高めていた。
今年の松明あかしは本松明20本、大松明1本が並ぶ。
4日は緑町町内会とともに松明製作に取り組んだ福島ファイヤーボンズの田渡凌選手も駆けつけ、選手同士で協力して書いたという垂れ幕を設置した。
市内には須賀川商工会議所青年部が設置したのぼり旗も風にはためき、準備が整いつつある。
当日は露店出店や奥州須賀川松明太鼓保存会の演奏、御神火隊の走行なども例年通り行う。
松明行列は午後2時から、小松明行列は5時、松明点火は6時半からを予定している。
須賀川信用金庫本店駐車場とtetteたいまつ広場のおもてなしイベント広場は午後1時から、戦国鍋や松明スープ、甘酒のふるまい、物産販売や甲冑武者との記念撮影、小松明製作体験など行う。
前日の8日午後6時からは岩瀬八幡神社で慰霊祭「八幡山衍義(えんぎ)」を行う。