9日の松明あかしを目前に控え、今年度の松明行列に中学校で唯一参加する須賀川一中は5日、校庭で運搬訓練を行い、安全を確認しながら本番に向け士気を高めた。
今年度も複数の中学校が本松明を五老山に立てるが、行列参加校は同校のみとなった。
訓練で生徒たちは本番同様に「秀麗」の文字と竜が描かれた伝統の法被を身に着け、本松明を慎重に担ぎ上げ、威勢よく「わっしょい」の声を響かせながら校庭を周回した。クラスごとに製作した絵幟や「完全燃焼」の文字を入れた旗を持つ行列も本松明に続いた。
教職員や保護者有志らも生徒の安全を守るため、注意点などを確認した。
本松明の上に乗り、生徒を鼓舞する鈴木眞寧生徒会長は「松明の上は高くて怖さもありましたが、みんなと声を合わせているうちにだんだん楽しさが込み上げてきました。多くの人の助けがあって松明も絵幟も完成させられたので、私も怖がらず格好良く松明に乗り、行事を盛り上げたいです」と意気込む。
当日は再び校内で訓練した後、午前10時50分から出発式、午後2時から上北町集会所前を出発し、五老山に向けて練り歩く。