須賀川地方広域消防組合は秋季全国火災予防運動期間に合わせ、街頭啓発活動や高齢者世帯の防火訪問などのほか、お菓子のさかい須賀川西川店でマモタンの焼印入り「幸せの黄色いブッセ」販売、須賀川消防署外壁でプロジェクターによる啓発動画投影などで、住宅用火災警報器の設置率向上や身の回りの火災予防の見直しなどを呼びかけ、火災予防思想の普及と啓発を図る。
今年度の秋季全国火災予防運動は9日から15日までの7日間で、全国統一防火標語に「守りたい 未来があるから 火の用心」を掲げて展開する。
重点推進項目は①地震火災対策②住宅防火対策の2点で、住警器や防炎品、住宅用消火器、感震ブレーカーの普及促進、昨年度全国的に多かったタバコ火災に係る注意喚起などに力を入れる。
このほか防火安全対策の徹底や乾燥時及び強風時の火災発生防止対策の推進などを呼びかける。
管内の主な取り組みとして、須賀川消防署は9日午前9時半から、フレスポ須賀川グリーンモールで街頭啓発を行う。映像広報は9日から15日まで、須賀川消防署国道4号線側外壁にプロジェクターで火災予防啓発動画を投影する。
鏡石分署は運動期間に先駆けて2日に鏡石駅伝ロードレース大会、3日にイオンスーパーセンター鏡石店で街頭PRを実施した。13日午前10時から成田保健センターの高齢者サロンで防火講話も予定している。運動期間中、防災行政無線で中学生による防火広報も実施する。
長沼分署は10日午前10時半から道の駅季の里天栄で街頭啓発活動を行う。
湯本分遣所は2日の湯本地区文化祭で来場者に火災予防を呼びかけた。
このほか各消防署で一人暮らし高齢者世帯防火査察・訪問や住警器戸別訪問調査、自治体公式LINEの防火呼びかけ、横断幕等の掲示、防火対象物および危険物施設などへの立入検査等を実施する。