立派な大人になってほしいと伝える齋藤校長
牧本小の創立150周年記念式典は9日に開かれ、全校児童62人と保護者、OB・OGや関係者らが歴史の重みをかみしめ、新しい伝統を積み重ねる思いを一つにした。
同校は明治7年に牧之内文舎に開設され、改称や統合、校舎の改修など行いながら、これまで3570人の卒業生を輩出してきた。
式典で齋藤真二校長は「近年も東日本大震災や新型コロナなど試練の連続だったが、子どもたちの成長を何よりの励みに、学校と保護者、地域が一丸となって困難を乗り越え、学校の歴史を紡いできた。これからも一人ひとりを大切に、未来に向けた学びの場を提供し続けたい。この記念すべき日を心に刻み、牧本小で学べたことを誇りと言える立派な大人になってください」と式辞を述べた。
来賓の添田勝幸村長、大須賀渓仁村議会議長、齋藤寿昭PTA会長が祝辞を述べた。
記念動画上映では学年ごとに「毎日元気に頑張っています」「記念すべき瞬間に巡り合わせて幸せです」「これからも伝統を引き継ぎ、より良い学校にしたいです」などメッセージを述べた。
その後、学習発表会を開き、米作りや国語で学んだ「くじらぐも」、6年間の思い出を振り返る内容などを劇形式で披露した。