須賀川市グリーンツーリズム推進協議会の農業体験モニターツアーは17日、首都圏など市内外から参加した約10人が市内農園の協力でサトイモやカブ、小ネギの収穫などに挑戦し、農業のやりがいを味わった。
農業についての理解と交流人口拡大が目的。
設楽農園ではカマとスコップを使い、両手で抱えるほどのサトイモを掘り上げた。講師を務める設楽哲也さんがサトイモの水分量の多さや、江戸時代まではイモと言えばサトイモだった、など解説を交えながら正しい収穫の仕方を教え、参加者たちも新鮮な体験に満足気な表情をみせていた。
高校生の協力で焼いたサトイモも味わい、秋空にホクホクと白い息を上らせながら収穫の喜びを分かち合った。
その後、はたけんぼで買い物を楽しみ、阿部農縁でカブとホウレンソウの収穫とネギ味噌づくり、豚汁などの昼食、さくら農園で小ネギの収穫やイチゴ施設の見学などを行い、須賀川の農業を満喫した。