来年1月25日に開通式 須賀川駅東西自由連絡通路


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    来年1月に供用開始する須賀川駅東西自由連絡通路

 須賀川駅東西自由連絡通路と新駅舎は予定より工事が早く進み、来年1月25日に連絡通路開通式とオープニングイベント、翌日始発から駅として利用開始することが決まった。25日の定例記者会見で大寺正晃市長が発表した。
 工事は令和4年8月からJR東日本と連携して進め、来年春からの供用開始を予定していたが予定を前倒しした。
 交通結節点としての強化だけでなく、駅周辺の交通量が分散され、渋滞緩和を図る。また駅の東西地区が有機的につながることで地域の交流促進やにぎわい創出が期待される。
 連絡通路のコンセプトは「”むかし”から”いま”にかけての歴史を渡る駅」―復興と出発の地としての須賀川らしい駅―を掲げ、愛称は須賀川市の穂積幾美子さんが考案した「あかりのみち」を選んだ。
 エレベーターとエスカレーターを備えるなどバリアフリーへの配慮も充実し、これまで以上に利用しやすい駅に生まれ変わる。通路1階部分には多目的ホールも整備し、2階改札を抜けた場所に待合室もある。
 開通式は1月25日午前11時から連絡通路2階で関係者によるテープカットなど行う。
 オープニングイベントは正午から、主に市民を対象に駅西口広場などで行う。詳細は決定次第発表する。
 既存駅舎は誰でも利用しやすい魅力的なコミュニティスペース、情報発信施設としての改修を計画しているが、国の補助を受けながら進めるため、改修時期等は未定となっている。
 1月26日から既存駅舎の改札等は使えなくなるが、当面は駅コミュニティプラザを維持し、貸館やコンビニも利用できる。
 なお駅西口の道路整備は通路供用開始後も続くことや周辺道路が狭いこともあり、自動車で無理に利用しようとすると混雑が発生する恐れがある。