県文化振興財団のバリアフリー公演「ミュージカルシアターラーニング~大切なことは目には見えない」は12月18日午前10時から、須賀川市文化センターで開かれ、手話や字幕、演出などの工夫により目や耳が不自由でも楽しめるステージを繰り広げる。
須賀川市の共催。同公演は障がいの有無にかかわらず、多様な個性を持った人たちが舞台芸術の鑑賞や体験をともにすることで、「文化の力」による共生社会実現の一助となることを願い、昨年に続き実施する。市内での開催は初めて。
公演内容や出演は音楽座ミュージカルが担う。1987年の旗揚げから、オリジナルミュージカルを創り続け、文化庁芸術祭賞や紀伊國屋演劇賞、読売演劇大賞など多くの演劇賞を受賞している実力派の劇団。同財団とともにキッズシアターの劇場体験をより多くの人に共感し合えるバリアフリー公演となるよう、今回の「参加体験型プログラム」を創り上げた。
ストーリーはサン=テグジュペリの「星の王子さま」をもとにオリジナルミュージカルとして仕上げた。
ときに客席を巻き込みながら、みんなでひとつの劇場空間を創り上げるため、一人でも多くの参加を呼びかける。
鑑賞サポートとして舞台上で物語の進行に合わせた手話通訳を行うほか、物語の状況を補聴器を通じて解説するヒアリングループの設置、舞台背景にセリフなどの音の情報を文字で伝えるバリアフリー字幕を表示する。
事前申し込みが必要だが入場は無料で、先着100人を受け付ける。
往復はがきの往信オモテに「とうほう・みんなの文化センター」管理事務所宛の住所を記入し、往信ウラに「バリアフリー公演申し込み」と、参加人数、代表者の郵便番号、住所、電話番号、代表者氏名(ふりがな)、障がいの有無(具体的に)を記入する。返信オモテには返信先の代表者住所、氏名を明記する。
あるいは専用フォーム(https://business.form-mailer.jp/fms/9cd891ef263713)からも受け付ける。
問い合わせはとうほう・みんなの文化センター(℡ 024-534-9191 )まで。