田んぼアート米でドーナツ開発 かがみいし振興公社×わこうぼう 12月14日「フルーツ祭り」で販売


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    田んぼアート米粉を使ったドーナツの試食

 かがみいし振興公社と郡山市のドーナツ屋「わこうぼう」は、田んぼアート米の米粉を使い、オリジナルの米粉ドーナツ2種類を共同開発した。まちの駅かんかんてらすで12月14日に開く「フルーツ祭り」で初お披露目する。
 田んぼアート米粉と、わこうぼうで使用している北海道産小麦粉むぎふくらを3対7の比率で配合し、4カ月の試作期間を経て、もちもちふっくらとした食感に仕上げた。
 ドーナツは「プレーン」(250円)と町産イチゴジャムと保存料無添加カスタード入りの「いちご」(400円)。
 わこうぼう特製の技法で、揚げてもくどくないがずっしりとした腹持ちの良い食べ応えとあっさり目の甘さが喜ばれる仕上がりとなった。
 「フルーツ祭り」で販売し、20日以降は毎週金・土曜日に通常販売する。わこうぼうでは郡山、日和田、須賀川の各店、県内道の駅2カ所、福島空港売店などでも販売する。
 完成報告会が27日、町役場町長室で行われ、木賊正男町長、わこうぼうを運営するななよんの武田守弘代表取締役、長田守弘振興公社理事長らが同席し、米粉ドーナツの完成を喜び優しい甘味を絶賛した。
 同公社はこれまでも鏡石町産品を使った6次化事業を展開し、たんぼアート米を使ってシフォンケーキや抹茶入玄米茶などを考案販売してきたが、独自開発には限界があり、かねてより親交のあったわこうぼうに協力を仰ぎ、新しいお土産品として今回の開発となった。