「知ることから、もう一度」 須賀川駅でエイズ啓発活動


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    高校生たちに啓発資料を手渡す職員

 県中保健福祉事務所の世界エイズデーFUKUSHIMA街頭キャンペーンは29日、須賀川駅前で行われ、「U=U 知ることから、もう一度。12月1日は世界エイズデー」を主題とした今年度の啓発資料など約300部を配布した。
 エイズまん延防止と患者・感染者に対する差別・偏見の解消を目的にWHOは12月1日を「世界エイズデー」と定め、世界中で啓発活動が行われている。
 HIVは長期にわたり社会生活の維持を可能とする治療法が確立されており、感染者も体内のHIV量を低く抑えた状態を保てば、他者への感染も防げるようになった。
 一方でエイズに対する社会的関心が低下し、偏見や差別の意識が残っている恐れもあり、安心して検査、治療、支援を受けられる環境を整えるためにも意識改善が求められる。
 呼びかけは職員7人のほか、公立岩瀬病院附属高等看護学校の学生4人が参加した。
 12月8日のRojimaでも街頭キャンペーンを予定している。
 同事務所は無料で匿名の検査を受けることができるため、積極的な利用や相談を呼びかけた。
 問い合わせは県中保健所エイズ相談・HIV抗体検査予約ダイヤル(℡ 0248-75-4338 )まで。