天栄赤ねぎ今シーズンは例年より希少 「長ネギせんべい」「天栄紅白ねぎ」も登場


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    赤ねぎや紅白ねぎをPRする組合員たち
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    人気を集める長ネギせんべい

 天栄長ネギ生産組合が手掛ける冬の名物「天栄赤ねぎ」は今シーズンも村内道の駅(季の里天栄・羽鳥湖高原)に並び始めた。出荷量が昨年の4分の1程度であるため、希少性が高まっている。組合と道の駅季の里天栄が先月に発売したコラボ商品「天栄長ネギせんべい」も好評で、年末には「赤ねぎ」と白い「鍋ねぎ」を同梱した縁起物「天栄紅白ねぎ」も販売する。
 赤ねぎはポリフェノールの一種であるアントシアニンの作用で、根の部分から赤紫色が広がっているのが特徴。
 夏の土上げ作業が必要で、皮むきも手作業でなければならないなど手間がかかることもあり、生産農家は組合でも6人のみとなった。
 今年はタネが手に入りにくい状況も拍車をかけ、出荷量は昨シーズンより11㌧少ない約4㌧と見込まれる。
 小針良広組合長は「数こそ少ないが、例年通り甘みが強く柔らかい上質なネギに仕上がっている。村内でしか買えないが、ぜひ焼きネギや豚汁、鍋などで甘みや旨味を感じてほしい」と太鼓判を押す。出荷は1月まで続く見込みだが、なくなり次第終了となる。
 「天栄紅白ねぎ」は正月の縁起物として今月25日から30日までと、1月4日から7日まで、道の駅季の里天栄で限定販売する。
 「天栄長ネギせんべい」は天栄産の米と鈴木醤油店のミソなど村産品にこだわって作った「ねぎみそおこげ」で、食感は軽く、噛むたびにネギとミソの風味が口の中に優しく広がる逸品。
 発売から半月ほどで100袋以上売り上げる人気商品となった。

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