第42回円谷幸吉メモリアルマラソン大会の第3回実行委員会は4日、円谷幸吉メモリアルアリーナ会議室で開かれ、次回大会に向けて意見を交わした。大会参加者、委員とも今大会への評価は良好だったが、一方で中止となったハーフマラソンの復活を求める声が根強く、次回以降の課題となりそうだ。
委員約20人が出席し、大木和彦委員長は「本大会の目的に青少年の健全育成と、円谷選手の顕彰を掲げており、その意味で中学生女子と小学生の定員に対する参加者数が低く、改善が求められる。またハーフマラソンの再開を求める声もあり、次回大会の成功に向け、各委員の意見をお願いしたい」とあいさつした。
その後事務局が今大会参加人数や各部門の成績、参加者レポートや競技役員から出た意見など報告した。
今大会は申し込み1912人、参加1663人だった。ハーフマラソンの中止の影響もあったが、他コースでの参加増もあり、昨年と比べると総参加者数は78人減少に留まった。
一方、コロナ禍前は3000人以上が出場しており、十分に回復できていない現状にある。
参加者からの評価は100点中87・0点と概ね好評で、円谷選手ゆかりの地を走れる特別感や運営のサポート、沿道の応援などが肯定的に受け止められた。
完走証が当日に受け取れなかったことやハーフマラソンの中止に改善を求める声などもあった。
そのほか、委員らで改善点などを話し合い、次回大会のさらなる成功へ思いを一つにした。