須賀川市が整備を進める墓地公園内の合葬墓・樹木葬墓地等について、今年度は樹木葬墓地のみを先行して整備するなど計画が見直された。12日に開かれた須賀川市12月議会一般質問で深谷政憲議員が質問し、大寺正晃市長や担当部長が答弁した。
墓地公園は当初、今年度に合葬墓と樹木葬墓地を整備し、来年度中の供用開始を目指していた。
しかし整備エリアの地質調査を行ったところ一部が軟弱地盤であることが明らかとなり、地盤改良の検討に時間を要した。さらに工事費の高騰による資金計画の再検討が必要となったため、整備計画の見直しを行った。
見直しの結果、樹木葬墓地は年度内に先行して着工し、来年度中に供用開始する。合葬墓は樹木葬墓地の使用状況や市営墓地特別会計の状況を踏まえ、整備について検討していく考えとした。また利用者の利便性を高めるため、駐車場やトイレなど環境整備も検討していく。
なお今年度は昨年度造成分72区画の募集に対し239件の申請があり、抽選後に1件の取り下げがあったため、最終的に71区画を許可した。返還等による11月末現在の残区画数は28区画。返還区画はある程度の数がまとまったら再募集する。
今後のスケジュールや供用開始時期は市民が適切に準備できるよう市広報やホームページなどで周知する。