ムシテックワールドはJAXAとタカラトミー等で共同開発した超小型の変形型月面探査ロボット「SORA―Q(ソラキュー)」の実物大モデルを活用するアンバサダーに選ばれ、同モデルを使った自由実験を26日から28日まで予約不要で実施するため、多くの来場を呼びかけている。
ソラキューはJAXAとタカラトミー、ソニーグループ、同志社大が共同開発したロボットで正式名称は「LEV―2(レブツー)」。
JAXAの小型月着陸実証機SLIM、小型プローブLEV―1とともに月面でのミッションに挑み、今年1月20日、SLIMの写真を撮影し、LEV―1を経由して地球に画像データを送ることに成功した。
この成功により日本初の月面探査ロボットとなり、世界初の完全自律ロボットによる月面探査などを達成した。
ソラキューの特徴として、球状の形態から走行しやすい形に変形する仕組みがある。また走行方法も月面でうまく動けるよう「バタフライ走行」と「クロール走行」ができる。
今回使用するフラグシップモデルは大きさが同じだけでなく、変形や走行も同様の機能が備わっている。
当日はタブレット端末で操作し、同館が作成したコースなど走るミッションに挑戦できる。
また実際の月には地名が付けられていることから、地図をもとに地名を当てるクイズなども楽しめる。
なお同館は24日から来年1月7日まで、年末年始(29日から1月3日)と月曜日の休館日を除き、平日も各種プログラムを実施する。
主な予約プログラムとして24、25の両日は塩化アンモニウムと水を使った実験「まるでスノードーム?」、26から28日は木と天然素材を使った自然体験「卓上万年カレンダー」作り、1月4、5の両日と7日はミラーシートを使った工作「光のアートスクリーン」などを行う。
1月4、5の両日は新春恒例の「ムシテックドリームくじ」を午前9時から、各日先着200人限定で挑戦できる。
なお人気の予約プログラムは満席も出ているため、早めの申し込みを呼びかける。
問い合わせは同館(℡ 0248-89-1120 )まで。