第26回米・食味分析鑑定コンクール国際大会の総合部門で最高賞の金賞に選ばれた塚目剛さん(天栄米栽培研究会)、都道府県・海外地域代表お米選手権金賞の芳賀育実さん(同)、栽培別部門環境王国金賞の吉成邦市さん(吉成農園)の3人は12日、役場村長室を訪れ添田勝幸村長に受賞の喜びと感謝を伝えた。
大会は6、7の両日に山梨県北杜市で開かれた。国内外から約4700点が出品され、各賞を選んだ。3人はいずれも「ゆうだい21」で受賞した。
初めて最高賞に輝いた塚目さんは「最高のステージに立たせていただき感無量でした。先祖から受け継ぐ肥沃な土地に感謝し、村長をはじめ役場事務局、研究会の皆さん、普及所の先生たちのご協力があってこそのことと思っています。また支えてくれた家族にこの賞を与えたいです」と万感の思いを語った。来年度も金賞を目指し、味度のさらなる向上へ積算温度や水管理など試行錯誤を続ける。
芳賀さんは「今年は刈り入れ時期を実験的に遅くしようと積算温度を見極めました。わかったことを研究会にフィードバックし、旨味や甘味の追求に貢献したいです」と語る。
吉成さんは「今年は特にゆうだい21のノミネートが増える中で、他自治体に先んじて栽培し、ノウハウを蓄積してきた天栄のチームとしての受賞という側面も感じ、恵まれた環境で栽培できることに感謝しています」と笑顔を見せた。
添田村長は「再来年から始まる同大会の3年連続県内開催に向けて大きな弾みがついた。村としても今後も持続可能な農業に向け支援していきたい」と成果をたたえた。