没後10年追悼「五十嵐二朗回顧展―画業をめぐる旅」はtette1階で始まり、26日まで「宇津峰」や「展望」など須賀川ゆかりの作品など30点を展示している。
五十嵐さんは昭和6年生まれ、佐渡市出身。高校時代を須賀川で過ごしたことから、作品モチーフに「宇津峰」や「愛宕山」など市内の四季を描いた作品を多数制作した。
亡くなる平成27年まで、一陽会や日動展など中央画壇でも精力的に活動し、淡く優しい作風と画面は、いつも自然の美しさが満ちあふれ、回顧展も初日から多くのファンが足を運んでいる。
今回の回顧展は須賀川市蔵の「福島空港俯瞰」、「モーリッツブルク」、個人蔵「妙高高原」、「ロマンチック街道」など画家として駆け出しの頃から晩年までの水彩画やスケッチ30点を展示する。
学芸員のギャラリートークは21日午前11時と午後3時から各回約30分、事前申し込みは不要。
施設内の中央図書館3階では、市立博物館連動企画スポット展「スケッチでめぐるヨーロッパ」も実施している。
入場無料。開場午前10時から午後6時。