赤トリヰを懐かしむ 絵本作家・夏奈色ひとみさんの講演会 中央図書館


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    絵本への思いなどを語った夏奈色さん

 絵本作家の夏奈色ひとみさんの講演会「絵本のすゝめ 絵本かいてみました」は15日、市民ら約30人が参加してtetteで開かれた。
 中央図書館読書活動推進事業。須賀川出身の夏奈色さんは幼少期の須賀川の思い出として、現在tetteが建っている場所にあった赤トリヰについて紹介し、5階のおもちゃ売り場や地階で食べた氷菓を懐かしんだ。
 最近は散歩しながらの野鳥観察が趣味で、翠ケ丘公園で市の鳥カワセミを見たいとも話した。
 以前から「いつか自分の物語がお店に並べばいいな」と思い絵本を描いていたと話し、作家デビューのきっかけになったコンテストに思い切って挑戦してよかったと振り返った。
 また一昨年、文芸社から出版した絵本「ぼくのしあわせ」について、夢で見た大きなカシの木「ルーク」と少女との30年にわたる物語から、相手や周りの幸せを自分の幸せに感じられる優しい気持ちを大事にしたいとの思いを表現したと紹介した。
 夏奈色さんは阿武隈時報社の火曜コラムにも執筆しており次回掲載は24日予定。