須賀川市は市役所正面駐車場の夜間無料開放を今月1日からスタートし、忘年会シーズンも相まって週末には40台以上の自動車が駐車し、夜の街に繰り出しており、まちのさらなるにぎわいが期待される。
中心市街地の活性化を目的に、来年6月30日まで社会実験として実施している。
無料時間は午後6時から翌日午前2時まで。
特別な手続きなどは不要で、通常通りゲートで発行する駐車券で処理する。
目抜き通りの徒歩圏内にある252台分の駐車スペースが無料開放されることで、イベントなどの規模の大きい集会の手助けとなるほか、回遊性の向上にも期待される。
無料時間外の駐車料金は、最初の2時間が無料で、以降1時間までごとに200円かかる。また24時間までごとの上限額は2000円に設定されている。
仮に午後5時から駐車した場合も、午後6時から駐車した場合も、無料扱いは午前2時までとなるため、注意が必要となる。
取り組みは市民にも徐々に浸透しつつあるようで、駐車台数も増加傾向にある。
また深夜時間帯には代行サービスの車両が市役所付近に並ぶことも少なくない。
須賀川署や交通安全関係機関・団体は地域からの飲酒運転根絶を目指して各種事業を展開しており、無料駐車場の利用が違反行為の抑制につながることも期待される。
市は利用者の推移や周辺の有料駐車場に対する影響などを見極めながら、6月以降の対応を検討していく。
なお地下駐車場は夜間閉鎖しているため、同時間帯も利用できない。
問い合わせは市行政管理課(℡ 0248-88-9122 )まで。