小中学生に「すかがわSDGsクイズ」 主体的な関わり方を育む 冬休みに家庭内で挑戦を


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 須賀川市は市内小中学生に「すかがわSDGsクイズ」を出題し、来年1月10日まで回答を受け付けている。持続可能な社会の実現に向けた取り組みや、須賀川市のことをもっと知ってもらうためのもので、冬休み期間中に家庭内でSDGsを話題に挙げるきっかけづくりとしての活用も期待される。
 SDGsで設定される17のゴールを達成するには、国や自治体だけでなく市民一人ひとりの地道な行動が重要とされる。
 そのため市はあらゆる機会を通じて多くの世代にSDGsを知ってもらい、行動につなげるための様々な取り組みを進めている。
 クイズ自体は以前も「SDGsクイズリーフレット」を作成し、各学校の校内掲示や授業の資料などとして活用されていた。
 今回は児童生徒の一人ひとりが自由に回答できる形式とし、より主体的な関わり方を育む。
 正答数が多かった人には市内企業・団体から提供された記念品をプレゼントする。応募多数の場合は抽選する。
 問題は全て3択で、小学5・6年生向けは「長沼・岩瀬地域で運行するAIオンデマンド交通『ちょこすか』の走るルートはどのように決めているか?」「すかがわ特撮塾の1期生が作ったオリジナル怪獣の名前は?」など、中学1・2年生向けは「藤沼温泉やまゆり荘が温泉を排水する際に、環境に悪い影響を与えないためにやっていることは?」「市役所の管理職のうち女性の割合は?」など、各ゴールに設定した市内に関連する知識などを問う。
 なお問題によってはヒントも付けており、回答しやすいように工夫している。
 このほか各学校が進めている特徴的なSDGsの取り組みについて聞き取りを進めており、優れたものは市ホームページなどで公表し、市全体の機運醸成を図る。