旧友と記念撮影する出席者たち ゴー☆ジャスさんを迎えてトークセッション
20歳の節目を盛大に祝い新たな一歩を踏み出す若人たちの前途を応援する「須賀川市二十歳のつどい」は12日、真新しいスーツや艶やかな晴れ着に身を包んだ約770人が出席して市文化センターで行われた。
民法改正に伴い成人年齢は18歳に引き下げられたが、市は従来の成人式に代わり20歳を祝うイベントを自分たちでプランニングする有志実行委員会形式で継続している。
今年度は平成16年4月2日から翌年4月1日までに生まれた772人(市内在住699人、市外73人)を招待した。
時間前から市文化センター周辺は出席者らが集まり、「久しぶりだね」「変わらないね」「元気だった?」など旧交を温め合う声が飛び交っていた。
セレモニーで大寺正晃市長は「これまでご家族の深い愛情に支えられ、地域や学校で多くの方々に見守られてきたことを忘れずに、輝かしい将来に向かって邁進してください。ここにいる皆さんはそれぞれの地域の伝統や文化の承継者であり、地域の核となる人材です。今この時にしかできない経験を大事にして、一日一日を学びある有意義なものにしてください」と励ました。
実行委員5人を代表して渡邉莉央委員長が「皆さんに来て良かったと思ってもらえるイベントになればうれしいです。震災や新型コロナなど多くの苦難もありましたが、私たちはたくさんのつながりの中で喜びは2倍に、悲しみは半分に分け合い助け合いながら20歳を迎えることができました。私たちは一人ではありません。これから壁にぶつかっても大切な人を思い浮かべ、自分を信じて一歩を踏み出していきましょう」とあいさつした。
終了後は県内出身のお笑い芸人で12月にテレビ放送したSK1(スカワン)GP初代チャンピオンのゴー☆ジャスさんを特別ゲストに迎えて記念講演会を開いた。須賀川をネタにしたパフォーマンスを披露して客席を沸かすと、渡邉実行委員長らを聞き手に20歳の思い出や芸人(宇宙海賊)になるきっかけなどを話し、「皆さん一人ひとりが楽しめる仕事が絶対にある。あきらめずに前向きに探し続けてほしい」と呼びかけた。
ホワイエに設置されたシニアリーダーズクラブ手作りのバルーンアート付のフォトスポットも好評を集めていた。