職員から説明を受ける市民たち
須賀川市は4月から開始するプラスチック資源の分別収集について、説明会を15日からスタートした。2月まで市役所や各コミュニティセンターで開き、住民の理解浸透を図る。会場では参加者から様々な疑問や意見も寄せられ、担当職員が応えている。
「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律」に基づき、分別方法の見直しや市民への周知啓発、リサイクルを通じ、資源の循環促進を図る。
これまでの食品トレイなどプラスチック製容器梱包に加え、「素材が100%プラスチックでできている」「1辺が30㌢未満」「ひどく汚れていないもの」の3点を満たすプラスチック製品を、資源物②(ペットボトル等の回収日)に回収するようになる。
説明会の初回は市役所で開かれ、市民約20人が出席した。
プラスチック資源はペットボトルやほかの資源物と一緒にせず、ネットが設置されているゴミステーションではネット内に、ネットがない場所は透明・半透明の袋に入れて出す。
ネットに入り切らない場合、ゴミが小さくて飛散する可能性がある場合も同様に袋を使用する。
目的が環境保護であり、洗剤を使ってゴミの汚れを落とすのは本末転倒となるため、水洗いで汚れが落ちないプラスチック製品は可燃ごみで出して良い。
また製品に貼られたラベルやシールなどは無理にはがさなくても資源として出せる。
間違いやすいものとして、手袋などのゴム製品や食器などのシリコン製品、金属が付いた錠剤シート、中にバネが入ったスプレーノズルなどは100%プラスチックの製品ではないため注意が必要となる。
プラスチックのホースや発泡スチロールの梱包材など、1辺が30㌢を超えるものであっても、切るなど加工をすれば資源として出せる。
参加者からは新たな分別方法を市民に周知し切れるのか、各ゴミステーションで問題は出ないのかなど心配の声も上がったが、担当者は「最初から100点は難しいが、状況を順次見極めながらネットの配置など整備を徐々に進めていきたい。そのためにもご協力をお願いしたい」と呼びかけた。
説明会のほか、出前講座も要望に合わせて開く。
問い合わせ、申し込みは市環境課(℡ 0248-88-9129 )まで。