操縦を実演する生徒たち
創造アイデアロボットコンテスト東北中学生大会で活躍し、全国大会に出場する須賀川二中のパソコン部「ロボコン」班の代表生徒らは20日、市役所を訪れ、大寺正晃市長や永瀬功一教育長らに大会の抱負などを語った。
東北大会は昨年11月30日にtetteで開かれ、須賀川二中は上位を独占する活躍を果たし、5チーム17人が全国に駒を進めた。同校の全国出場は5年連続となる。
報告は西條理一部長と、基礎部門で優勝したチーム「名前募集中」の佐藤煌榮さん、嘉齊斗亜さん(いずれも2年)が出席した。
自身も代表として出場する西條部長は「全国大会に出られることとなって部員もより真剣に参加するようになり、部長としてしっかりと部をまとめたいです」と語った。
「名前募集中」は大寺市長らの前でロボットの実演も見せた。
ロボットはゴムとギアを使った巻取り構造でボールを本体に収納し、所定の位置まで効率的にボールを運ぶ。
佐藤さんらは「海外のロボットなどを参考に、良いところを組み合わせて今の仕組みを考えました。ギアは3Dプリンタで作りましたが、当初は機体が規定のサイズを超えたり、思った性能が出せませんでしたが、何度も試行錯誤を繰り返して現在の形になりました。大会まで改良を重ね、予選突破を目指したいです」と意気込んだ。
大会は2月1日、東京都の六郷工科高で開かれる。
全国出場チームは次の通り。
▽基礎部門=名前募集中(佐藤煌榮、嘉齊斗亜)、ラムネが膨らむね(尾引海飛、小湊悠叶、鈴木大志)、飛鳥文化アタック(大串諒真、西條理一、菊地大翔)▽応用部門=ナスの細胞(只野在、吉田理央、薄井海翔)、MA(鳥本望祥、小林碧斗、齋藤新太、加古悠真、今村寿快、鳥本望真)