須賀川市のフレイル予防フェアは30日午前10時から午後3時まで、tetteでんぜんホールで開かれ、加齢とともに心と体が弱くなった状態であるフレイルを防ぎ健康寿命を延ばすため、体力や栄養チェックなどを体験しながら予防を学べるイベントを催す。
2月1日の「フレイルの日」に合わせた企画。事前申し込みなどは不要で、誰でも自由に参加できる。
フレイルの予防には運動などで体を動かすだけでなく、地域に出て人とつながり、生きがいや楽しみ、目標を持ち続けること、タンパク質を中心に3食しっかりバランス良く食べることも重要となる。
イベントでは現在の自分の状態がフレイルにあたるかチェックしたり、握力・片足立ちによる体力測定、機械による血管年齢測定、市オリジナルのウルトラ長寿体操の体験もできる。
栄養チェックを受けた人には、バランスの良い食事を続けるためのヒントになる特製ランチョンマットをプレゼントする。
またフレイルには口に関する「オーラルフレイル」というものがある。口腔機能が低下することで物が噛みづらくなり、柔らかい食べ物を選ぶことでさらに機能が低下していく。この悪循環で機能が弱まり、言葉を発しづらくなって人と疎遠になったり、食欲低下や食べ物の偏りにつながり、全身のフレイルの危険性を高める。
そのため会場には歯科衛生士による相談コーナーも設け、オーラルフレイル予防のためのアドバイスも受けられる。
イベントに先駆け、中央図書館はtette1階エレベーターの脇にフレイル予防の特別コーナーを設け、関連書籍を紹介している。
コーナーにはオリジナルの啓発チラシ「図書館さんぽで1000歩あるこう!」も並ぶ。
写真やマップに従って歩くと約1000歩になるだけでなく、健康に関する本の場所も把握できる。
イベントの問い合わせは市健康づくり課(℡ 0248-88-8123 )まで。