「夜間や早朝は必ず反射材を」鏡石町で高齢者宅個別訪問 相次ぐ交通事故防止へ


  • 画像
    反射材を腕に巻いて重要性を伝える参加者

 高齢者が関わる交通死亡事故や重傷事故が相次ぐ中、須賀川署と鏡石町の交通関係機関・団体は29日、高齢者宅の個別訪問を行い、夜光反射材の活用や道路横断時の安全確認など呼びかけた。
 同署と町交通対策協議会、地区交通安全協会鏡石支部、地区地域交通安全活動推進員、高齢者交通安全指導隊の計15人が、鏡石町本町と不時沼地内の約60世帯を訪問した。
 不時沼地内では今月25日に道路を横断する高齢者が乗用車にはねられる死亡事故が発生した。昨年11月23日にも付近で高齢者が被害に遭う死亡事故が起きており、続発防止には運転者の交通ルール・マナーの徹底はもとより、歩行者が自身の身を守る行動も重要となっている。
 個別訪問で参加者らは町交通対策協議会が用意した啓発チラシ・グッズを配り、高齢者の腕に夜光反射材を試しに付けるなどしながら、「夜間や早朝に外出する際には明るい服装を心がけ、反射材や懐中電灯など使うこと」「道路を横断する際は、少し遠回りであっても横断歩道を使用し、左右の安全確認をして車が来ていたら距離が離れていると感じても通り過ぎるまで待つこと」など注意点を伝えた。
 町民たちは「最近交通事故が多いですからね」など理解を示していた。
 なお同署は2月1日まで「交通死亡事故多発署警報」を発令し、町内や主要幹線道路を中心とした交通取り締まりの強化や、関係機関・団体と連携した諸対策を展開し、続発防止を図っている。

とっておき情報募集