出席者に協力を呼びかける山寺副市長
須賀川市総合交通活性化協議会は29日、市役所で開かれ、今年4月から乗合タクシー「各ニュータウン」の仁井田路線、長沼・岩瀬路線を増便すること、市内循環バスの一部を減便するダイヤ改正など承認した。
委員約20人が出席し、会長の山寺弘司副市長があいさつした。
増便の仁井田路線と長沼・岩瀬路線は住民の高齢化が進行し、移動需要の増加が見込まれ、さらに対象エリア住民の交通利便性向上を目的に、現在の平日往復2便から4便に増やす。
一方で、AIオンデマンド交通「ちょこすか」は今年3月末で実証期間から本格運行に移行する。運行エリア(長沼・岩瀬地域)や運賃、予約方法などの変更はない。
この本格運行開始を踏まえ、乗合タクシーの長沼・岩瀬路線は運行が重複する長沼、岩瀬両市民サービスセンターやショッピングパークアスクなどへの運行を取りやめる。
市内循環バスは東循環の北町先回りを現行平日6便・土曜4便から、平日5便・土曜3便に、西循環は公立病院先回りと市民温泉先回りの平日7便を5便に、あおば循環はあおば先回り4便を3便に減便する。
西循環バスの利用形態の変遷や、路線ごとのバス利用者数、運行地域ごとの交通利便性平準化を踏まえた調整となる。
変更後の運行ダイヤは3月中旬頃までに市ホームページ等で周知するほか、チラシの回覧など行う予定。
新年度の循環バス利用者数目標値は各循環で1便あたり0・1人増加させ、年間利用者数は6万3500人を目指す。
乗合タクシー各ニュータウンエリアの仁井田路線、長沼・岩瀬路線の新たな運行ダイヤは次の通り。
◇仁井田路線▽行き=午前7時45分、9時、10時半、午後2時▽帰り=午前11時、午後1時、2時半、5時
◇長沼・岩瀬路線▽行き=午前7時45分、9時、10時半、午後2時▽帰り=午前11時、午後0時半、2時半、5時