2月1日は「フレイルの日」 市民らが予防フェアでチェック 現状を知って、習慣見直そう


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    日頃の食事のチェックを受ける参加者たち

 2月1日は「フレイルの日」。市のフレイル予防フェアは30日にtetteで開かれ、来場者たちが体力や血管年齢、日頃の食生活などチェックし、生活習慣の見直しに向けアドバイスを受けた。
 フレイルは加齢とともに心と体が弱くなった健康と要介護の中間にある状態を指す。要介護状態になると、もとの健康な状態に戻ることは難しくなるが、早期にフレイルの兆候に気づき、対策を行えば健康に戻りやすいとされる。
 予防フェアでは現在の状態がフレイルにあたるかのチェックやウルトラ長寿体操の体験コーナーを設けた。
 また健康づくり推進員会の協力による握力・片足立ちの体力測定、食生活改善推進員会の栄養チェック、ツルハドラッグの血管年齢測定コーナー、歯科衛生士による相談コーナーも多くの人が並び、参加者たちは自分の現在の状態を知り、改善のためのアドバイスも得ていた。
 フレイルかどうかの判断は①6カ月間で意図せず体重が2㌔以上減った②ペットボトルのふたが開けにくくなった③ここ2週間理由もなく疲れたような感じがする④横断歩道を青信号の間に渡り切ることが難しくなった⑤ウオーキングなどの軽い運動や体操を週に1度もしていない―5項目のうち3つ以上当てはまった場合、フレイルとされる。1つでも当てはまった人も予防が必要となる。
 予防のポイントは「人とつながりを持つ」「体を動かす」「いろいろ食べる」こととされ、健康寿命を延ばすためにも日頃から意識した行動が求められる。