3つの体験型観光ツアー企画 商工会議所インバウンド推進協議会 須賀川ならではの資源活かす


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    須賀川ならではの体験型ツアーを提案した協議会

 須賀川商工会議所のインバウンド体験型観光推進協議会は3日、商工会館で開かれ、福島空港台湾定期チャーター便を利用する個人旅行や小グループの家族旅行などをターゲットにした3つの体験型コンテンツとOTA(オンライン・トラベル・エージェント)登録スタートを報告した。
 県インバウンド誘客強化支援事業補助金を受け、市への観光客受け入れ態勢構築を目指すため昨年9月からの協議を進めている。
 近年のトレンドスタイルが単なる観光から「体験・経験」に移行していることを踏まえ、平半染工、久保木畳店、須賀川絵のぼり吉野屋での体験型ツアーを企画した。
 体験型旅行商品の第1弾として久保木畳店の畳コースター作り、工場を見学する体験を発売した。OTAから申し込みできる。
 平半染工は染物体験、吉野屋では絵付け体験で準備ができ次第順次加わる。
 昨年11月の松明あかしに合わせて、台湾から来日した20代女性2人のモニターツアーを実施し、須賀川の魅力や不足している要素などをヒアリングしてツアー構築に盛り込んだ。
 協議会は商工会議所、こぷろ須賀川、合同会社ふっくら、阿部農縁、薄井農園、市、体験コンテンツ提供3社の8団体で構成。佐久間貴士専務理事はこれまでの経緯を紹介し、「今後は多様なコンテンツの登録も進め、体験型旅行の商品化と須賀川ならではの地域資源である特撮・ウルトラマンとの相乗効果を図り、より一層の地域活性化に努めたい」とあいさつした。
 議事は協議会設置要綱、事業推進体制フロー、料金設定、OTA登録や販売開始など進捗状況などを確認し、今後の取り組みなど意見交換した。
 体験型インバウンドツアーは25日から28日まで日本台湾交流協会台北事務所など現地の経済・観光関連施設を訪問する須賀川経済観光団体台湾視察会でアピールする。
 OTAはインターネット上で観光商品を取り扱うオンライン旅行代理店のため、オンラインだけで旅行に関する手配を完結できる手軽さが国際的に注目を集めている。
 農業体験や伝統行事・イベントへの参加体験など多様なコンテンツ登録も進めていく。

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