恩師らに箱根駅伝出場を報告した横田さん(中央)
今年の箱根駅伝で関東学生連合の6区を走った西袋中出身の横田星那さん(田村高卒、国士舘大3年)は6日、円谷幸吉メモリアルアリーナ内の市スポーツ振興協会事務局を訪れ、中学時代の校長だった遠藤彰常務理事やふくしま駅伝監督でもある岩瀬郡市陸上競技協会の安藤昭人会長に大会の感想や今年の目標などを語った。
横田さんは昨年10月の予選会を72位で走って学生連合の選手に選ばれ、初めての箱根に挑んだ。復路のスタートである6区20・8㌔は長い下り坂で普段よりハイスピードのレースとなったが、区間16位の59分38秒でタスキをつないだ。
沿道には中学時代の恩師も応援に駆けつけており、「大きな声をかけてくださっているのが、すぐにわかりました」とうれしい思い出に笑顔を浮かべた。
大会出場について「夢が叶った」と喜びつつ、大学として出場を逃した悔しさは残った。今年は副キャプテンとして「100人を超える部員たちを大会結果やコミュニケーションで引っ張り、国士舘大の箱根出場を目指します」と意気込む。
今月1、2の両日に香川県で行われた香川丸亀国際ハーフマラソン兼日本学生選手権大会に出場し、自己ベストを約2分更新する1時間3分でゴールするなど好調だ。
卒業後の進路について、地元消防署や実業団のスタッフなど模索しており、「どんな形であれ、陸上に携わりたいです。ふくしま駅伝でも、また須賀川市チームの一員として走れたら」と述べた。